「いつかは鎌倉へ」 住み替えに一歩踏みだす。

「いつかは鎌倉に住みたい」——そう憧れを抱きつつも、今の住まいや仕事の都合を考えると、なかなか一歩を踏み出せずにいる方は多いのではないでしょうか。

今回お話を伺った内田めぐみさんも、長年そんな思いを胸に秘めていたお一人です。しかし、8〜9年越しに抱き続けた夢は、ある「転機」と、鎌倉での「人とのつながり」をきっかけに一気に動き出しました。

長年暮らした川崎のマンションを売却し、鎌倉のマンションへ。ご自身のペースで無理のない住み替えを実現された内田さん。単なる不動産の売り買いにとどまらず、地域のコミュニティに溶け込み、思い切ったリノベーションを通じて「自分らしい鎌倉での暮らし」を形にしていくまでのストーリーを伺いました。

鎌倉移住を思い描いている方や、住み替えに不安を感じている方の背中をそっと押してくれる、前向きなヒントが詰まったインタビューをお届けします。

■ 鎌倉移住 8年越しの夢を叶える

2026年初夏。鎌倉は山側のマンションにて

上岡: 内田さん、本日はよろしくお願いします!お引越しから少し経ちましたが、実際に鎌倉に暮らし始めてみて、いかがですか?

右:鎌倉ひとはこ代表 上岡 洋一郎 左:内田めぐみさん

内田: 毎日が本当に新鮮で楽しいです!朝、窓を開けると小鳥のさえずりが聞こえ、夕方には目の前の山が夕日に染まって、季節や時間の移ろいを感じます。
川崎の暮らしでは、近くに公園はあっても窓を開けて鳥の声を楽しむことはありませんでした。
今は窓を開くだけで鎌倉の自然が感じられ、その心地よさに毎日癒されています。

上岡: 内田さんにとって、そんな鎌倉への移住は長年の夢だったんですよね。

内田: ええ。最初に「鎌倉へ移住しよう」と考え始めたのは、もう8〜9年前のことでした。ただ、当時は一緒に暮らしていた母の介護がありましたし、愛犬もいましたから、すぐに動くのは難しくて。でも昨年、仕事環境が完全在宅ワークになったのを機に、「大好きな鎌倉に住もう!」と一気に夢が現実味を帯びてきました。

上岡: 最初は一戸建てで探し始められて、マンションへと舵を切られました。一度、気になっていた古民家が別の方に決まってしまうという挫折もありましたよね。

内田: あの時はショックでした。でも、今思えば、当時の私は川崎のマンションの売却前で「自宅を売らないと購入できない」という条件でしたし、 家までの道が坂と階段で車が入れないとか、古民家ゆえのメンテナンスの大変さとか、これからの年齢を考えると、あの時焦って無理をしないで良かったです。
そのおかげで次に向けてローンを通して備えることができ、結果的にこの素晴らしい家に出会えました。
本当にベストなタイミングでしたね。

上岡: 購入希望者が多い鎌倉では、購入できる準備をしつつ、物件をたくさん見学して冷静に自分の暮らしに合ったお家を探すのが大事ですよね。

■ 資金計画、引き渡し、ローンの段取り。「売る」と「買う」をワンストップで任せる安心感

上岡: 今回の住み替えは、「川崎のマンション売却」と「鎌倉のマンション購入・ローン審査」を同時に進めるという、一見するとハードルの高いプロセスでした。振り返ってみて、そのあたりの進め方はいかがでしたか?

内田: 本当に、売るのも買うのも一括で「鎌倉ひとはこ」さんにお任せして大正解だったなと思っています。「売る側」と「買う側」で別々の不動産屋さんを挟んでいたら、絶対にわけが分からなくなっていたと思うんです。

上岡: 確かに、売るのと買うのをバラバラに任せるケースも多いですが、私たちは「お客様が無理ないペースで住み替えできる」「条件良く購入も売却もできる」を一番大切にしたいので、そこをワンストップでお預かりすることにこだわっています。

内田: そうなんですよね。不動産屋さんってどうしても「ノルマ達成!」の営業スタイルに巻き込まれがちになる気がして。でも上岡さんは、私が「どう暮らしたいか」という思いをしっかり汲んだ上で、住み替えの資金計画や、売却のタイミング、引き渡しのスケジュールまで、無理のないように一つの流れとして組み立ててくれました。

結果的に、川崎のマンションも希望していた価格で、希望通りのスケジュールできちんと売却することができました。この「同時に進行していく安心感」は、こちらの暮らしの希望をすべて分かってくれている上岡さんだからこその信頼感でしたね。

■ つながりが生んだ、わくわくするリノベーション

上岡: このお家は、内田さんがご自身で見つけられた後、内装をガラリとリノベーションされました。最初は「少し手直しするくらいで」というお話でしたよね。

内田: そうそう。予算も気になっていたので、最初は最低限のリフォームで考えていたんです。でも、元の状態がほとんどリフォームされていなくて古かったからこそ、逆に「もったいない」と思わずに、思い切り好きなように手を入れられました。塗れる壁はクローゼットや収納の中まで、全部「珪藻土(けいそうど)」にしてもらって。

上岡: 鎌倉の住まいは換気や通気に気をつける必要がありますが、こうしてしっかり対策されていると、今日も風が通ってすごくカラッと感じます。職人さんとの出会いも、本当にドラマチックな偶然でしたね。

内田: 別件で鎌倉に来ていた時、かまぞうの知り合いと、街でばったり再会したんですよね。「鎌倉に家が決まったの」「今度リノベするの」なんて話をしたら、「うちの主人が大工さんなんです!」って。本当に不思議なご縁でした。

上岡:こういう「人とのつながり」からご縁が生まれやすいのも鎌倉・湘南の魅力ですね。

■ 「鎌倉に住みたい」という強い意志が、その時を引き寄せる

上岡: 内田さんは現在、既に住んでいる人もこれから住みたい人も集まる「鎌倉に住むお話し会」を主宰されています。そこでも鎌倉の美味しいお店、ここだけの話、時に移住の相談も出てくるそうですね。

内田: ええ。皆さん「いつかは鎌倉に」とフワッとした憧れは持っているけれど、いざ具体的に引っ越そうとなると、仕事や友達、自然災害のことなど、不安で一歩を踏み出せないというお話はよく出ます。でも私は、「鎌倉に絶対に住む!」と決めちゃえば、自ずとそのタイミングやご縁が引き寄せられるんだなと、自分の経験を通して実感しています。ビジョンを持っていれば、ちゃんとその時が来るんですよね。

上岡: ハードルを感じて迷っている都内や近郊の方に、何かアドバイスはありますか?

内田: 鎌倉って、都市部の不動産で好条件とされる「駅徒歩何分、築何年」という条件だけで測れない、独自の「人のつながり」や「暮らしの文化」がある街だと思うんです。だからこそ、ただ家を売買するだけの業者さんではなく、鎌倉でのこれからの暮らしを一緒に面白がって、親身に伴走してくれる「鎌倉ひとはこ」さんのような存在を見つけることが、無理のない、そして後悔のない住み替えの第一歩だと思います。

上岡: 最高の推薦の言葉をいただき、身が引き締まる思いです!内田さんがこの場所でこれからどんな風にコミュニティを広げていかれるのか、僕もいち鎌倉住民として、そしてパートナーとして、これからもずっと楽しみに応援させていただきます!

【内田 めぐみさん】 13年暮らした川崎のマンションから憧れの鎌倉へ移住。現在は完全在宅ワークをしながら鎌倉暮らしを楽しみ発信している。鎌倉の歴史や魅力を広げる活動を精力的に行っている。

【内田さんの取り組み紹介】

  • ゆる鎌さんぽ(鎌倉歴史案内人)』:歴史への深い造詣と愛着を活かし、ガイドブックには載っていない鎌倉のストーリーを巡る「ゆる鎌さんぽ」を主宰。[Web:https://greenbambimegu.wixsite.com/yurukamasanpo
  • 鎌倉に住むお話し会』:鎌倉にすでに住んでいる人も、これから住みたい人もフラットに集まり、大好きな鎌倉について語り合う温かいコミュニティの場を定期的に企画・運営している。
  • 新企画!子鹿の家で お茶会マルシェ』 人との出会いは、新しい世界への入り口。 それぞれの「好き」や「やってみたい」を気軽に話し、お互いの活動を応援し合える 小さなお茶会です。ご縁がご縁をつなぎ、毎日が少し楽しく、少し豊かになる。 そんなあたたかな場所を目指しています。

【担当:上岡 洋一郎】 鎌倉生まれ・鎌倉育ち。不動産会社『鎌倉ひとはこ』代表。暮らしを大切にした不動産取引や、街の風景となる家づくりをサポートする。同時に、このWebメディア『湘南ひとまち』の運営や、朝のゴミ拾い「朝の鎌倉街歩き」・対話の場「まちかど会議」の主宰、自然と暮らしを考える防災講座「かまくら暮らしの防災術」を開催する。鎌倉・湘南エリアのコミュニティデザインや地域課題の解決に多角的に取り組んでいる。海と猫と本が大好きな平成元年生まれ。夏は鎌倉の海でライフセーバーをしている。

鎌倉ひとはこ

鎌倉・湘南エリアの不動産仲介会社。「人とまちをつなぐ」をモットーに、お客様の暮らしに寄り添って、不動産の価値を守りながら次世代に住み継ぐこと、街の風景となる家づくりを楽しくお手伝いしていきます。住んだ後も安心して暮せるサポートをしていきます。人とまちが循環して、共に豊かになっていくことを目指していきます。

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この記事を書いた人

こんにちは、上岡洋一郎です。
鎌倉生まれ育ちの36歳、ハウスメーカー営業、不動産投資会社を経て、不動産屋さんをやっています。不動産を通してこの地域がもっとワクワクできないか、いつも模索しています。

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