不動産会社代表が、あえて”難しい土地”を選んだ理由|『鎌倉ひとはこ』代表の自宅公開

PROFILE

上岡洋一郎さん(36)
・鎌倉生まれ、鎌倉育ち
・2021年、2階建ての自宅兼ショールームを新築
・鶴岡八幡宮北側エリア(鎌倉駅まで徒歩25分)
・土地から購入+建築士と設計
・1SLDK+ワークスペース
・妻、猫1匹と暮らし、第一子誕生予定
・無垢材、漆喰など自然素材を採用
※延床面積:約119㎡(約36坪)
※設計「邸宅巣箱」、施工「出口建具店」
※建築費などの詳細については、見学時にご案内しております。ご興味のある方は、ぜひ見学相談をご利用ください(電話/0467-39-6929、営業時間/9:00~18:00)

写真右/不動産仲介業『鎌倉ひとはこ』代表・上岡洋一郎さん

鶴岡八幡宮の北側、鎌倉市西御門の緑豊かな住宅地に、不動産仲介業『鎌倉ひとはこ』代表・上岡洋一郎さんの自宅があります。

2021年、土地を購入し、建築士とともにつくり上げたのは、延床約119㎡(36坪)の住まい。

1階エントランス

現在は奥さまと愛猫と暮らし、間もなく第一子の誕生も控えています。

階段をあがった先に広がる2階ダイニングスペース

数多くの物件や家づくりに携わってきた不動産のプロは、自身の家づくりでは何を基準に選び、どのように土地と向き合ったのか。

そのリアルをうかがいました。

晴れた日には、自宅2階の窓からは相模湾も望める
目次

不動産のプロが、自分の家づくりで「最も重視したこと」とは?

「自然災害に強く、安心・快適に暮らし続けられることです」

逗子市の「大崎公園」から望む鎌倉エリア

湘南・鎌倉は豊かな自然に恵まれる一方で、津波や土砂崩れの様な自然災害、特有の塩害や湿気など、建物の性能や暮らしの快適性に影響を及ぼす環境要因にも配慮する必要があります。特に子育て世帯や高齢者がいる家庭では、その前提を避けては通れません。

10年、15年先を見据え、災害リスクに配慮した住まいを選ぶこと。ハザードマップの確認に加え、地盤や土壌、水脈といった条件も専門家とともに丁寧に見ていくことが大切だと考えます。

不動産のプロが「自宅を建てるために選んだ場所」とは?

「一般的には“難しい土地”でしたが、将来性と可能性を感じ選んだ場所です」

上岡邸の2階から眺める竹林

この場所は、仕事の延長で出会った土地です。当初はライフラインが未整備なのに加え、自然環境の保全エリアでもあるため、一般的には難しい条件でした。

しかし、「自分ならできるかもしれない」と考え、建築士と相談しながら、水道管を引くなどのインフラ整備も含め、一から家づくりを進めました。

新築工事の施工風景

西御門は駅から距離はあるものの、鎌倉らしい静けさが残る場所です。

南北に風が抜け、湿気がこもりにくい地形。海抜や地盤の面でも安定しており、自然と共に暮らすには良い環境だと感じています。

自分の家づくりで「大切にしたこと」とは?

「長く愛着を持てる住まいを建てることです」

2階リビング

家を建てることは自然に手を加える行為でもあるため、過度に造成するのではなく、風や光、景観を生かしながら、その場所に馴染む住まいを大切にしたいと考えています。

2階キッチン

形が決まった「建売」の選択肢もありますが、今回は鎌倉の環境に適した高い断熱・気密性といった住宅性能や、自分たちの暮らし方や土地の特性に合わせて設計を積み上げていく家づくりを選びました。

建築士と対話を重ねながら、この場所にしかない心地よさを形にしています。


キッチンには暮らしの中で集めた“お気に入り”が並ぶ

不動産のプロが考える「価値が残る家」とは?

「土地の風土や街並みに馴染み、住み継がれていく家だと思います」

鎌倉の季節を運ぶ、鶴岡八幡宮へ続く「若宮大路(段葛)」

住まいは購入した瞬間がゴールではなく、その後の暮らしや将来の売却・相続まで見据えることが大切です。優れたデザインや高い住宅性能を備えた家は、将来手放すことになった場合でも、その価値に深く共感してくれる方へ、高い資産価値を保ったまま受け継がれていきます。

また、長く住み継がれる家が増えることは、空き家の抑制や街並みの維持につながり、地域の価値を守ることにもなります。

鎌倉の景観は一軒一軒の住まいによって形づくられていますので、その土地に根ざし受け継がれていく家こそ、10年後、20年後も確かな資産として価値を持ち続ける家なのだと思います。

2階ベランダ

住んでみて感じた「お気に入りの場所」とは?

「玄関です」

1階玄関

玄関は天井を高くしたことで、想像以上に開放感のある空間になりました。夏は涼しく、冬は床暖房が入るので、愛猫と一緒に寝転がって過ごすこともあります。

一方で、次回の家づくりで改善したい点はコンセントの数。ここはオフィスとしても使っているので、コンセントはいくらあっても困りません。笑

家族の成長とともに変わる「住まいのあり方」とは?

「僕は、この家を終の棲家にするつもりはありません」

愛猫「いずちゃん」と

今は妻と愛猫、そして間もなく生まれる第一子との暮らしを楽しみにしています。

今回は空間をゆったり使った住まいですが、子どもの成長に合わせて部屋数や学区を考え、将来的な住み替えも視野に入れています。

暮らしの変化に合わせて住まいを選ぶことも、不動産の面白さの一つだと感じています。

湘南・鎌倉で「後悔しない家探し」とは?

「焦って買わないこと。条件ではなく『暮らしで選ぶ』ことです」

1階の庭に設けた家庭菜園

家づくりは、「何を大切にし、どんな人生を送りたいか」を考えることだと思います。

1階バスルーム

不動産の条件だけでなく、その先の暮らしまで想像しながら、自分たちらしい場所をじっくり見つけてほしいですね。

僕自身も家族と意見がぶつかることはありましたが(笑)、そうした対話も家づくりの大切なプロセスだと感じています。

写真左/同社運営の地域メディア『湘南ひとまち』編集長・松本尚樹さん

自身の経験も通じて、私たちはその過程に寄り添い、その土地でどんな暮らしができるのかを一緒に想像するところからお手伝いできればと思っています。英語でのご案内・ご契約に対応できるスタッフも常駐していますよ。

最後に、これから湘南・鎌倉で家探しや家づくりを始める方へメッセージをお願いします。

家づくりは決してその家だけをつくるものではなく、周辺の豊かな自然や美しい街並みと調和しながら行われます。そして何より、住まう人にとって「安心・安全な場所」であること、そこで送られる日々の暮らしが快適で心地よいものであってほしいと願っています。

家を建てることには、たくさんのエネルギーが必要です。でもだからこそ、そこに寄り添う不動産や建築のプロたちと一緒に、家づくりの過程すら楽しんでほしいと思っています。

湘南・鎌倉での住まい探しや家づくりは、本当にワクワクして楽しいものです。ぜひ一緒に、理想の暮らしへの一歩を踏み出しましょう!

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この記事を書いた人

湘南暮らし20年。好きなことはお昼寝、嫌いなことは空腹。
2021年~2026年まで、Yahoo!ニュースエキスパート地域クリエイターを担当。2024年には「ベストエキスパート2024」を受賞。元証券会社人事部出身。年金アドバイザー資格を持ち、キャリアや生活に関するテーマも担当する。

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