【鎌倉・御成】街の“余白”をみんなの居場所に。建築予定地を開放して生まれた「dig kamakura」が、屋上広場として生まれ変わる!

鎌倉駅西口から歩いてすぐ、御成商店街の一角に突如現れた芝生の空き地。通ったことある方は気になりますよね?
「dig kamakura(ディグ カマクラ)」と名付けられたその場所は、建物が建つまでの期間限定で開放され、いつの間にか子どもたちの遊び場になり、大人の休憩所になり、時には素敵なイベント会場へと姿を変えてきました。

「この場所をずっと残してほしい」 そんな街の声に応え、運営の鎌倉R不動産が大きな決断をしました。なんと、設計プランを変更してまで、新しい建物に「みんなが使える屋上広場」を設けることにしたのです。現在、その実現に向けたクラウドファンディングが進行中。鎌倉の街に新しい“コモン(共有地)”を作る、この素敵な企てをご紹介します。

10ヶ月間で4,000人が集まった「街の実験場」

もともとは、鎌倉R不動産が新しい建物を建てるまでの間、「自由に使ってほしい」と人工芝と什器を置いただけの場所でした。 ルールを細かく決めなかったからこそ、そこには自由な発想が溢れました。

  • 青空の下でのワークショップ
  • 学生たちが作った秘密基地
  • 満月の夜の定例イベント
  • 偶然隣り合わせた人との会話

「不動産をディグる(深掘りする)楽しさを広げたい」という想いから始まったこの試みは、約10ヶ月間で延べ4,000人以上が訪れる、街に欠かせない「止まり木」のような場所になったのです。

「困ったな」から始まった、屋上広場への設計変更

当初の計画では、予算の関係もあり、これほど大きな公共的スペースを残す予定はなかったそうです。しかし、現場で利用者と対話を重ねるうちに、運営チーム自身も「この風景を失いたくない」という強い想いに至りました。

新しい「dig kamakura」のポイント:

  • 屋上広場: かつての空き地の空気感を引き継ぎ、人工芝と什器を設置。
  • 1階のベンチ: 商店街を歩く人がふと腰掛けられる場所を。
  • 小さな商いの場: 街に新しい発見をもたらすテナントが入居予定。

「dig kamakura」の設計を担うのは、日本建築学会新人賞をはじめ数々の栄誉に輝く、今最も注目される建築系スタートアップ VUILD(ヴィルド) です。

単に美しい建物をデザインするだけでなく、デジタルの力で誰もが家づくりや家具作りに参加できる「建築の民主化」を実践している彼らの建物がまた一つ鎌倉に出来上がるのです!

  • 土地の物語を紡ぐ: その土地の木を使い、最新のデジタル加工機で、その場所にしかない唯一無二の形を生み出します。
  • 「つくる」をみんなの手に: プロに任せきりにするのではなく、自分たちの手で居場所を作り、直しながら使い続ける。そんな持続可能な哲学が、「dig kamakura」の什器一つひとつにも宿っています。

テクノロジーと手触り感のある温もり。その両立こそが、VUILDがこの場所に吹き込む新しい風なのです。

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鎌倉の不動産を「面白く」し、風景を次世代へ繋ぐ

今回のプロジェクトを主導するのは、2008年の創業以来、「鎌倉から不動産を面白くする」を掲げて活動してきた鎌倉R不動産です。

彼らの活動は、単なる物件紹介に留まりません。

  • 「物語」を届ける取材力: 物件の魅力はもちろん、オーナーの想いや、あえて「ネガティブな要素」まで丁寧に取材。次に住む人へ誠実にバトンを繋ぐことで、鎌倉らしい豊かな暮らしを提案し続けてきました。
  • 自ら「育てる」実践: 坂ノ下の古民家や鎌倉の団地など、自ら所有・改修を手がけるプロジェクトも多数。その場所にふさわしい商いや住まい手を呼び込み、街の風景を自ら守り、育てています。

鎌倉R不動産さんについてはこちら

「仲介」から「当事者」へ。覚悟のプロジェクト

今回の「dig kamakura」の場所も、当初は仲介物件として相談を受けたものでした。 しかし、「この場所を一番大切に想い、この街の空気感を感じ取れるのは自分たちではないか」と考え、自ら取得・運営することを決断。

「自分たちが一番のファンであり、当事者であること」 そんな彼らの熱量と、これまでの確かな実績があるからこそ、「dig kamakura」は単なる建物ではなく、これからの鎌倉を象徴する新しい場所になると確信させてくれます。

あなたも「火付け役」に。魅力的なリターンたち

現在、この屋上広場やベンチの施工費を募るクラウドファンディングが実施されています。リターン(返礼品)も、「ディグる」楽しさが詰まったユニークなものばかりです。

  • 【体験型】 什器のリペアや、印刷工場の余り紙でノートを作るワークショップ
  • 【限定品】 建築余材で作るキーホルダーや、古着をディグって作るロゴTシャツ
  • 【街歩き】 VUILD秋吉さんと鎌倉R不動産小松さんによるマニアックな建築・まち歩きツアー
  • 【出店権】 新しくできる屋上広場を、あなたのイベントやポップアップで利用できる権利

街の景色を、自分たちの手で作る喜び

「みんなの建築を、みんなで作る」。 それは単なる支援ではなく、鎌倉という街に自分たちの居場所を確保し、一緒に育てていくプロセスでもあります。

御成商店街に新しく生まれる「dig kamakura」。 この夏、新しい屋上の芝生の上で、あなたはどんな発見をしますか? プロジェクトの詳細は、ぜひMotionGalleryの特設ページをチェックしてみてください!

▼クラウドファンディング詳細、鎌倉R不動産さんのこのプロジェクトへの想いを知りたい方はこちら (期間:2026年6月1日まで)

【dig kamakura】商店街にみんなが自由に使える場所を残したい!
鎌倉の御成商店街で新たに始まった建築プロジェクト

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この記事を書いた人

こんにちは、上岡洋一郎です。
鎌倉生まれ育ちの36歳、ハウスメーカー営業、不動産投資会社を経て、不動産屋さんをやっています。不動産を通してこの地域がもっとワクワクできないか、いつも模索しています。

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