第2回|「藤沢市」~海と都市が交わる暮らしと行政の特徴~

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第2回|ひとまち行政手帖:「藤沢市」—— 海と都市が交わる暮らしと行政の特徴

湘南の玄関口・藤沢。
江の島や海のまちの印象が強いけれど、
実際に住むとなると、どのような特徴のある街なのでしょうか。

通勤アクセスは?
子育て・医療の体制は?
防災や環境への取り組みは?

今回は、湘南随一の都市機能を持つ藤沢市の「暮らしと行政のリアル」を、
データと制度の両面からお届けします。

【1】基本情報:藤沢市のプロフィール

人口:約44万3,000人(2025年11月時点)
世帯数:約20万6,000世帯
面積:69.57㎢
市役所所在地:藤沢市朝日町1-1

主要駅:藤沢・辻堂・湘南台・長後・江ノ島 など

📌 人口増加が続き、ファミリー世帯の転入が特徴です。

【2】藤沢市の行政注目トピックTOP3

🚸 1. 「子育てしやすい都市」への政策転換

  • 病児・休日保育、一時預かり施設は市内20か所以上
  • ふじさわ子育てガイド」「母子モ(公式アプリ)」で制度・申請・イベントを一括管理
  • 公立小中学校ではタブレット端末配布、ICT教育を推進

📌 産後の体調不良や育児の不安を軽減することを目的に「産後ケア事業」を行なっています。

🏠 2. 防災・都市整備の両立

  • 津波・洪水・土砂災害ハザードマップを公式サイトで公開
  • 津波避難ビル(指定/停止含む)を2025年9月1日更新
  • 海沿いと内陸の避難体制を分けて設計(海側=避難ビル、内陸=広域避難所)
  • 「ふじさわ防災ナビ」アプリでリアルタイム通知
  • 📌 避難行動要支援者登録制度(高齢者・障がい者対象)を市が管理。

♻️ 3. ごみ・資源化率で全国上位の「循環型まちづくり」

  • ごみ有料化後、可燃ごみ19.0%減/不燃ごみ39.9%減
  • ごみ排出量(平成9年度→令和6年度)
    • 可燃ごみ:▲26,601t
    • 不燃ごみ:▲5,913t
    • 資源ごみ:+7,851t

📌 マイボトル推進が継続。
📌 市内全域でごみステーションのデジタル位置情報化が始まっています。

【3】暮らしを支えるインフラと行政サービス

💳 手続き・窓口

  • コンビニ交付:毎日6:30〜23:00
  • 電子申請「ふじまど」/ふじさわID導入で、子育て関係の手続き等、便利なサービスが利用可能

📌DX化率は神奈川県内上位です。

🚗 交通・移動支援

  • JR東海道線・小田急・江ノ電・湘南モノレールの4路線が通過
  • 藤沢サイクルプラン(2020改定)」に基づき、
    2030年までに自転車走行空間等の整備を目標

📌 藤沢駅から東京駅へは約50分(東海道線)、湘南台から新宿は約60分(小田急快速)。
📌 通勤・通学と海の生活圏がシームレスにつながっています。


🏥 医療・福祉ネットワーク

  • 藤沢市民病院:災害拠点・小児救急拠点
  • 地域包括支援センター(いきいきサポートセンター)を市内19か所に設置

【4】暮らしのデータ(概要)

項目藤沢市備考
人口約44万人増加傾向
面積69.57㎢13地区
家賃相場(2LDK、駅徒歩5分以内)約15万円SUUMO 2025年調べ
土地価格(坪単価)平均809,066円国交省地価公示(2024)
高齢化率約25%県平均と同等
通勤圏東京・新宿 約60分圏JR・小田急直通
ごみ資源化率約25%平均
主要病院藤沢市民病院/湘南藤沢徳洲会病院災害・救急機能有

【5】湘南ひとまち編集部のひとこと

藤沢は「観光」と「生活」の真ん中にあるまち。
行政の手が届く範囲が広く、
子育て・防災・環境・交通のどれもがバランスよく整っています。

藤沢は「暮らしを支えるまち」。

湘南をつなぐ市として、重要な役割を担っているように感じます。


🗂 次回予告:第3回は逗子市を予定!
地域に根付いた行政のきめ細やかさと住民のつながりを掘り下げます。

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この記事を書いた人

野生動物や自然が好きな23歳。
不動産仲介とコンテンツ制作をしています。
日々の生活を通して、地域の人や自然の保全に貢献したいと思い、
小さいところから実践しております。

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