住み続けたい街ランキング2025

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湘南の3地域(葉山・逗子・鎌倉)に見る「住み続けたい街」の魅力と課題

神奈川県の湘南エリアに位置する葉山町、逗子市、鎌倉市は、2025年の「いい部屋ネット 住みここち&住みたい街ランキング」で上位に選ばれました。

特に「住み続けたい街(自治体)ランキング」において、葉山町が5年連続1位、鎌倉市が5年連続2位、逗子市が3位と、湘南エリアの3市町が堂々のトップを占めています。


街ごとの特徴と現状評価

【葉山町】

  • 「住み続けたい街(自治体)」1位(5年連続)
  • 唯一の偏差値70台
  • 「街の幸福度(自治体)」でも上位
  • 豊かな自然と文化、落ち着きある暮らし、強い地域愛着が評価

【鎌倉市】

  • 「住み続けたい街(自治体)」2位(5年連続)
  • 「住みたい街」では4位
  • 歴史とブランド力が魅力、住みここち評価も高い

【逗子市】

  • 「住み続けたい街(自治体)」3位(前年4位)
  • 「街の幸福度(自治体)」2位
  • 海・自然環境と都市近接のバランス、若年層の移住増

共通する魅力

  • 海と緑に囲まれた自然環境
  • 歴史・文化を活かした地域性
  • 住民の生活満足度、愛着、誇りの高さ
  • 駅近・都心アクセスの良さ(鎌倉・逗子)/静けさと高級感(葉山)

将来的な展望と課題

  1. 移住・定住ニーズの拡大
    • リモートワーク普及で人気継続が見込まれる
  2. 人口構成の変化
    • 高齢化住民と若年移住者の世代間バランスの調整が課題
  3. 地価上昇と生活コスト
    • 高級住宅地化、観光地化が進み、地元の暮らしやすさをどう守るかが重要
  4. 街のブランド価値の継続的育成
    • 自然・歴史・文化の保全と、新しい魅力の発信が求められる

ランキングの信頼性と考察

調査元は大東建託株式会社 賃貸未来研究所によるもので、株式会社マクロミルの登録モニタを対象としたインターネット調査。

  • 累積回答数104万5547名(2025年は新規182,805名)
  • 自治体の人口比に基づいた割り付け
  • 主観的評価を元にしたランキング(「住みたい」「住み続けたい」など)

調査方法は大規模で継続的、かつ設問設計も明確であるため、一定の信頼性は高い。 一方で、完全な無作為抽出ではなく、ネットモニターによる偏りや「住みここち」のデータが圏外である点など、結果を鵜呑みにするのではなく、その背後にある文脈を読み取る必要があります。


最後に:ランキングを超えて地域を見つめる

ランキングで上位に選ばれることは、街にとって大変誇らしいことです。

ただ、それは一時的な評価であり、「住み続けたい」と感じてもらえる背景には、地域の魅力や各市町住民の努力、日々の暮らしの積み重ねがあります。

今後もその魅力を維持し、さらに発展させていくためには、評価に満足して立ち止まるのではなく、街の良さを見つめ直し、改善を重ねていく姿勢が大事かと思います。

調査結果を一つの参考としながら、自分たちの手で地域の価値を育てていくことが、未来の「住み続けたい街」を築く原動力になるでしょう。


※出典:「いい部屋ネット 街の住みここち&住みたい街ランキング2025」 https://www.eheya.net/sumicoco/2025/continue/

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この記事を書いた人

こんにちは、上岡洋一郎です。
鎌倉生まれ育ちの36歳、ハウスメーカー営業、不動産投資会社を経て、不動産屋さんをやっています。不動産を通してこの地域がもっとワクワクできないか、いつも模索しています。

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