前編のあらすじ
鎌倉市の中学生・原澤幸希(はらさわ ゆき)さんは、給食のプラスチックストロー削減から活動を始め、仲間と共に1万本の削減を達成。
その行動はやがて行政や研究者をも動かし、慶應義塾大学・宮本教授らと取り組んだ「地球に帰るストロープロジェクト」に発展しました。
この実験からは、新種の微生物「ニシカマエンシス(Nishikamakuraensis)」が発見され、全国的にも注目を集めています。
後編のインタビュー
後編では、活動を通して得た“人との出会い”や“学びの意味”について、原澤さんが静かに、しかし力強く語ります。
もともと人前で話すのが苦手だったという彼女。
そんな彼女を変えたのは、環境活動家・武本匡弘さんとの出会いでした。
「大丈夫だから聞きにおいで」と声をかけられ、国立環境研究所の専門家や大学教授たちの講義に参加。最初は緊張で言葉が出なかったものの、少しずつ質問や発言ができるようになっていきました。
「待っていてくれる大人がいたから、勇気を出して話すことができました」
その経験が、雑誌・ラジオ出演や講演活動へとつながり、今では300名を前にプレゼンを行うまでに成長。
「子どもには無理」と決めつけずに挑戦の機会をくれた大人たちへの感謝の言葉が印象的でした。
学生が地域でムーブメントを起こすには
原澤さんは、学校現場の課題にも目を向けます。
「先生方が忙しくて時間が取れず、良い企画でも実現できないことが多い」と感じる一方で、鎌倉では“地域の大人たちが子どもの声に耳を傾けてくれる”と実感しているそうです。
「学校の中だけでなく、地域や企業、行政とつながることで実現できることがたくさんあります。
学生が直接想いを伝えられるツールがあれば、もっと地域は変わるはずです。」
その言葉には、鎌倉という地域の可能性と、未来をつくる若い世代への信頼が込められていました。
続ける勇気、そして伝える力
活動を続ける中で感じたことを、原澤さんはこう語ります。
「環境のために行動するのは、すごいことをするという意味じゃありません。
私は“ストローを使わない”という小さな一歩から始めました。
無理せず、楽しみながら続けることがいちばん大事だと思います。」
子どもが挑戦を始めた時に、それを支え、見守ってくれる大人の存在の大切さも強調します。
「まずは受け入れて認めてほしい」「一緒に考えてくれるだけで心強い」と話す彼女の言葉には、世代を超えた共創の希望が感じられました。
学びとは何か
シリーズ恒例の質問「あなたにとって学びとは?」に対し、原澤さんはこう答えます。
「学ぶことはすべて、自分の“楽しみ”につながることだと思います。
好きなことを深く学ぶには、学校での基礎が土台になる。
だから好きなことだけじゃなく、幅広く学ぶことが大切なんです。」
国語が好きだという原澤さん。
環境問題を語るその言葉は、どこまでもまっすぐで、未来への優しさに満ちていました。
山﨑奈々絵さんより
「行動を起こす勇気、仲間と続ける力、そしてそれを受け止める大人の存在。
原澤さんの活動は、世代を超えて“地域の学び”の意味を教えてくれました。
鎌倉というまちが、若い声を信じて育む場であり続けたいですね。」
🎥 動画で本人の言葉をぜひご覧ください!
👉 【後編】環境活動家 | 中学2年 | 原澤幸希さん | 学生がムーブメントを起こす地域へ
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