前回の記事で、「寺社仏閣」という表現を用いましたが、正しくは「神社仏閣」でした。申し訳ありませんでした。訂正いたします。
今、鎌倉だけでなくわが国では、地震や台風、土砂災害などのリスクが高まっている。先日は鎌倉で、誰も予期せぬ大規模断水という事態が発生した。
今回は、大規模断水を受けて急遽、鎌倉市内で開催された防災セミナーについての様子について紹介する。
6月28日、鎌倉市中心部において、大規模な断水が発生しました。
下水管の破裂が原因ということで、高度経済成長期に整備されたインフラをいよいよ改造しなければならない時期だと鎌倉市民に突きつけた出来事でした。
影響は甚大でした。
主に影響が大きかったのは鎌倉市中心部の地域で、私は大船地域に住んでいるために無事でしたが、知人にも影響を受けた人を何人も聞きます。
そして、この事態を受けて、7月4日の夜、鎌倉駅前の「ニホ鎌倉」において、急遽、防災セミナーが開催されました。
折しも、ネット上からブレイクする形となった噂で「7月5日の早朝に大災害が起きる」と騒がれていましたので、図らずもタイムリーな日程となりました。
(結局、科学的な根拠のない予言の類は、一部の人を不安にさせて、心無い人を儲けさせるだけだと改めて思い知る結果となりました)
当日は、アウトドアの実践を通して防災の必要性を訴えている方が講師として来てくださいました。
まず、最初に自己紹介タイムがあり、その中で「断水当日、影響があったか」言うようなことや今までの災害の経験をシェアしあいました。
私は、今回の断水は直接の影響は受けなかったので「直接は影響なかった」という話になりましたが、過去の被災の話をしました。
私は4年前まで東北の岩手県にいましたが、東日本大震災の際、間接的に被災をしました。
「間接的に」というのは、私の住んでいたのは内陸の盛岡市であり、岩盤が強い、という定説がある地域で建物の倒壊もほとんどなく、多くの人が津波で身近な人を奪われた「沿岸部」(有名な言い方で言えば、あの地方を「三陸」と言います)の人たちのことを想えば、「被災しただなんて、とても言えない」という思いを持っています。
しかし、それでも3日間に渡って電気、水道がストップし、給水車が来て父と並んだりしたあの時の記憶は鮮烈です。
電気が回復し、テレビをつけると、同じ県、同じ東北地方で、あり得ないような惨状が起きていることを知りました。
今回、主眼を置く問題ではないので、少しだけ触れると、大災害が起きると、同じ国の人の中で「分断」が起きると感じています。
具体的に言えば、東日本の津波で大切な人を子どもの時に亡くした人が、その後の人生で上京して、知り合った人にそのことを打ち明けると「泳げばよかったのに」などと心無いことを言われて、ショックを受けてしまった・・という事例を実際に知っています。(これは、そんなことを言ってしまう人が少し幼すぎるような気もしますが)
この様な悲しみが起きないためには大災害が起きなければ良いのですが、どのくらいの科学的根拠があるか、という点に疑問を持つ動きもありますが、南海トラフの大地震は今後30年の間に80%くらいの確率で起こりうる、と言われています。
人々の悲しみを少しでも減らすためには、「防災」もそうだし、「減災」は考えたいですね。
そして実際に大災害が起きてしまった時は、場合によって人々は「どうやって生き延びるか」を考える局面となります。
この日、「3の法則」を学びました。
人間が生命を維持するために必要な要素は、「酸素(呼吸)、体温維持、飲料水、食料」が大きな柱となります。
酸素が自発的に維持できるのは「3分」、体温は「3時間」、水(水分)を体内で維持できるのは「3日」、食料は大体3週間から30日は人間の生命を維持できるそうです。
しかし、これを知らない人が多いということですが、生命維持を考えなければならない局面で、最優先に確保すべきは「水分」だそうです。
水分が切れると3日で命に関わるし、大災害の際は救援物資で食料がヘリコプターに積まれてでも届く場合がほとんどですが、水分はいわゆる「自助」を考えなければならないそうです。
よく大災害時の救命において「72時間の壁」と言われますが、この水分がポイントというわけです。
この日は、災害時に水を使うために「活栓フィルター」や、浄水器の選び方などを学びました。

また、給水車に並ぶ際は「背負うことのできる、45ℓのごみ袋」を酔いしておくと良いようです。
このほかにもこの日は様々な「自助」のできる防災、減災グッズを教えて頂きましたが、様々な用途に使える「ホイッスル」がおススメ、という話が印象に残りました。
特に、濡れても音が出る、「玉が入っていないタイプ」がおススメということで、これを持っていれば救援が来た時など、自分の存在を知らせることが出来る、と聞いて、なるほど、と思いました。
この夜は、多くのことを学びました。
私自身、「水分」の重要性を再認識して、備蓄用の飲料水をいくらかアマゾンで買い足しましたし、これからホイッスルや、ガスバーナーのコンロなど、「自助できる減災アイテム」をさらに買い足していこうと思います。
そういえば、早くもあまり先日の断水を話題にする人にも会いません。ある意味で怖いことかもしれません。
いつ、何があるか分からないので、出来る減災をする心は持っていよう。
そう思った日でした。

しょーちゃん
鎌倉には関東大震災以降、大きな災害はないようですが、世の中に「絶対安全」はありません。みなさん、「自助」を考えていきましょう!!