暮らしと観光客の安全をしっかり守る 江ノ島電鉄 災害時避難ハンドブック

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沿線を守る、江ノ電の「防災力」

江ノ電では、南海トラフ地震などの大規模災害に備え、ハード・ソフト両面での対策を強化しています

  • 全15駅に避難マップを整備:すべての駅に、災害時の避難場所や経路を記した「避難場所経路路面シート」が設置されています 。
  • 災害対応自販機の設置:藤沢(3台)、江ノ島(1台)、鎌倉(4台)の各駅には、災害時に無償で飲料を提供する自販機が備えられています 。
  • 緊急降車の備え:万が一、駅と駅の間で電車が止まってしまった場合に備え、全編成に「緊急避難はしご」を常備しています 。

いざという時の「避難3原則」

ハンドブックでは、津波から命を守るための最も重要な行動として「素早い避難」を掲げています 。そのための3原則がこちらです。

  1. 想定にとらわれるな:自然相手に「ここまでなら大丈夫」という油断は禁物です 。
  2. 最善を尽くせ:その時に考えられる一番安全な場所を目指して、全力で逃げましょう 。
  3. 率先避難者たれ:自分が逃げることで、周囲の人の避難も促すことができます 。

もしも、乗車中に地震が起きたら?

走行中に大きな揺れを感じた際の行動フローを確認しておきましょう。

  1. まずは身を守る:つり革や手すりにしっかりつかまり、座っている場合はカバンなどで頭を保護します 。
  2. 線路には出ない:他の電車や感電の危険があるため、勝手に外へ出るのは厳禁です 。
  3. 乗務員の指示を待つ:安全が確認され次第、運転継続や降車避難の案内があります。あわてずに待ちましょう 。

【豆知識:飛び降り避難】 状況によっては、はしごを使わずにドアから直接線路へ飛び降りる場合があります。これは、はしごを使うよりも約4倍早く避難できるためです 。着地の際は座る姿勢からゆっくり降りるのがコツです 。

過去を知り、未来に備える

ハンドブックの後半には、1923年の大正関東大震災時の記録も掲載されています 。当時、江ノ電の線路も各地でひん曲がり、甚大な被害を受けました 。 いま私たちが立っている場所が、かつてどのような被害に遭ったのかを知ることは、これからの備えを考える大きなヒントになります 。

(※水深5000mでは時速800km、陸地に近い水深10mでも時速36kmという津波の猛烈なスピードについての図解 )

この「災害時避難ハンドブック」は、江ノ電全駅のラックで誰でも手に取ることができます 。 普段の通勤・通学カバンに一冊入れておくだけで、いざという時の安心感が変わります。ぜひ、次に駅を訪れた際にチェックしてみてくださいね。

江ノ島電鉄株式会社

藤沢駅から鎌倉駅までの15駅、わずか10kmの区間を結ぶ「江ノ島電鉄」(通称江ノ電)ほかバス運行などで、120年以上にわたって地域住民の日常を支え続けている鉄道会社。観光路線のイメージが強い一方で、地域のイベントや活動も開催、応援している「湘南地域に密着した鉄道」と言えます。

江ノ電バスを含めたきめ細やかなネットワークは、起伏の激しい鎌倉・藤沢エリアにおいて、公共交通の空白地帯を埋める極めて重要な役割を担っています。

住宅の玄関先をかすめるように走る独自のルートは、単なる移動手段としての機能を超え、地域の風物詩、住民の暮らしの質を根底から支える「生活インフラの要」として、今日も湘南の日常を守り続けています。

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この記事を書いた人

こんにちは、上岡洋一郎です。
鎌倉生まれ育ちの36歳、ハウスメーカー営業、不動産投資会社を経て、不動産屋さんをやっています。不動産を通してこの地域がもっとワクワクできないか、いつも模索しています。

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