わずか8分が命の分かれ目。「津波」から生き延びるために知っておくべきこと

古都・鎌倉。歴史ある街並みと美しい海は私たちの誇りですが、その一方で、私たちは常に「津波」という大きなリスクと隣り合わせで暮らしています。

「いつか来る」と言われ続けている大地震。その時、あなたはどこで、どう動くべきか即座に判断できますか? 今回は、鎌倉市が公開している啓発動画『鎌倉で津波から生きのびる』の内容をもとに、鎌倉ならではの避難のポイントをまとめました。

1. 鎌倉を襲う津波の恐ろしさ

動画の冒頭で語られるのは、津波の圧倒的な破壊力です。 1923年の関東大震災では、鎌倉全域が壊滅的な被害を受けました。現在、鎌倉の居住人口は当時より大幅に増え、年間2000万人を超える観光客が訪れます。今、もし巨大津波が来れば、その被害は当時とは比較にならないほど甚大になると予想されています。

津波は単なる「波」ではなく、海全体が巨大な壁となって押し寄せる「エネルギーの塊」です。特に「引き波」は瓦礫を巻き込み、押し波以上に危険な場合もあります。

2. 「8分」という時間制限

鎌倉市に被害をもたらす地震には2つのタイプがあります。

  • 相模トラフ地震: 最大9.1m〜14.5mの津波が想定され、最短わずか8分で沿岸に到達します。
  • 南海トラフ地震: 津波到達までの猶予は比較的ありますが、浸水面積はより広くなると想定されています。

強い揺れが続く中で、安全な場所に避難しきれるか。この「8分」という短い時間が、まさに生死の分かれ目となります。

3. 地域別・避難のシミュレーション

動画では、地形が異なる4つの地点での具体的な避難行動を紹介しています。

  • 由比ガ浜周辺: 低地が広がり、高台まで距離があります。無理に遠くの高台を目指さず、鉄筋コンクリート造の「津波避難ビル」の上の階へ逃げてください。
  • 鎌倉駅周辺: 海から離れていても津波は押し寄せます。一刻も早く山側の高台へ。時間がない場合は近くの避難ビルを利用しましょう。
  • 七里ガ浜周辺: すぐ裏に高台がありますが、砂浜からの階段、国道134号線、江ノ電の線路を越える必要があります。冷静かつ迅速な行動が求められます。
  • 腰越(神戸川沿い): 津波は川を遡上して内陸へ入り込みます。川から離れ、道路の表示に従って両側の高台へ避難してください。

4. 生き延びるための「避難3原則」

  • すぐに海から離れる: 揺れを感じたら、あるいは警報が出たら迷わず行動。
  • 少しでも高いところへ: 1cmでも高く。
  • 車は使わず、足で逃げる: 渋滞に巻き込まれることが一番の命取りになります。

最後に:ハザードマップを「自分ごと」に

鎌倉市では、想定浸水域や避難経路を記した「津波ハザードマップ」を配布しています。 夜間や早朝、あるいは大混雑している海水浴シーズンなど、最悪のケースを想定して「自分ならどう動くか」を日頃からイメージしておくことが、あなたと大切な人の命を守る唯一の方法です。

まずはこの動画を視聴し、家族や友人と避難について話し合ってみてください。

【紹介動画】 鎌倉で津波から生きのびる – YouTube

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この記事を書いた人

こんにちは、上岡洋一郎です。
鎌倉生まれ育ちの36歳、ハウスメーカー営業、不動産投資会社を経て、不動産屋さんをやっています。不動産を通してこの地域がもっとワクワクできないか、いつも模索しています。

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