【前編】まちを耕す編集者/Editor 大越千春さん
MY NEW LOCAL 生きるセンスを鎌倉と共に
→ YouTubeで見る
鎌倉のひとに、学び、つながる。
「鎌倉のひとに学びつながる」は、鎌倉という土地で暮らし、働き、創り続ける人々から“生きるセンス”を学ぶインタビューシリーズ。
ナビゲーターの山崎奈々絵さんが、鎌倉で出会った人たちの価値観や生き方に耳を傾けながら、地域と人との関係を丁寧に紡いでいきます。
今回のゲスト:
大越 千春(おおこし ちはる)さん
鎌倉生まれ鎌倉育ち。デザインや編集、イベント企画などを通じて、人と街をつなぐ「関係案内所 はつひので」や「コーヒーショップ calendar」などに関わりながら、地域に息づくストーリーを耕す編集者。
その活動の根底には、「まちの中にある“思い”を形にしたい」という静かな情熱があります。
鎌倉の空気に育まれた“嗅覚”
幼いころから鎌倉のお寺や神社をおばあちゃんと散歩しながら過ごしたという千春さん。
自然と触れ合い、季節の移ろいを感じる日々の中で、「何かおもしろいものがありそう」と感じる“嗅覚”が育ったと話します。
道を曲がった先に、思いもよらぬ出会いや風景がある――。
その感覚が、今の仕事の原点にもなっているようです。
「探検のように、どんな道も面白がって歩いてみたい」
そんな柔らかなまなざしが、彼女の語る一言一言に滲みます。
“流れに身を任せる”鎌倉のリズム
鎌倉という街で暮らすことは、ときに風のように、潮のように、自然のリズムに身を委ねること。
「踏ん張るよりも、流されてみる。委ねてみる。」
千春さんのその言葉には、鎌倉という土地がもつ“余白の美しさ”が重なります。
カフェで交わされるさりげない挨拶や、日常の中の小さな出来事――
それらが街と人をやさしくつなげているのだと感じさせられます。
後編では――
後編では、「話すことは耕すことに似ている」という印象的な言葉を軸に、
千春さんが携わるローカル番組『話そう』の活動、
そして「まちを耕す」という言葉に込めた想いが語られます。
“人と話すこと”が“まちを育てること”につながる――
そんな不思議で温かな視点が、あなたの中にも小さな種を残してくれるはずです。
→ 【後編】を見る



コメント