不動産業と聞くと”物件を売る・貸す”が主な役割だと思われがちですが、世界では”まちに根ざし、地域を支える存在”として活動する不動産会社が数多くあります。今回は、北米・ヨーロッパ・アジア・オセアニア・アフリカの先進事例をご紹介しながら、私たち「鎌倉ひとはこ」が鎌倉でどんな地域還元活動を始められるかを考えてみたいと思います。
北米:仕組みで継続支援を実現
- Windermere Real Estate(米・太平洋北西部)
- 年1回全オフィスで”Community Service Day”を開催。食料バンク支援や学校作業支援など地元密着型。
- Windermere Foundationを通じて低所得世帯やホームレス家庭も支援。
- Baird & Warner(米・シカゴ圏)
- 成約ごとに自動で地域NPOへ寄付される仕組み「Good Will Network」。
- 従業員には有給ボランティア休暇制度も整備。
- Royal LePage(カナダ)
- Shelter Foundationを通じて、女性シェルターを地域単位で支援。累計5,100万ドル以上を寄付。
英国・アイルランド:地域の小さな声を拾う
- Agents Giving(英国)
- 地元の中小不動産業者が参加しやすいチャリティ支援ハブ。資金や広報を支援。
- Fine & Country Foundation
- ホームレス支援に特化。各支店推薦の団体に最大3,000ポンドを助成。
- Peter Large(ウェールズ)
- 地域のテニス大会や花の祭典、教会イベントなど、細やかなスポンサー活動を継続。
オセアニア:地域をつなぐ年末キャンペーン
- Harcourts Foundation(豪・NZ)
- 成約収益の一部を地域団体に助成。ホスピスや子ども支援団体などに分配。
- Ray White(豪・NZ)
- 年末の”A Little Ray of Giving”で地域ごとにプレゼントや寄付を募る。1.1万件以上の寄贈実績あり。
アジア・アフリカ:CSRを経営の柱に
- PropNex(シンガポール)
- 2025年にS$600万を寄付。教育奨学金や自社基金の設立も進行中。
- Pam Golding Properties(南アフリカ)
- Heart of Gold Trustで教育・福祉支援。リサイクル製品で障がい者施設を支援する社会的企業も後押し。
鎌倉ひとはこでやってみたい!ローカル版アイデア
- 成約ごとの地域寄付
- 鎌倉市内で1件契約が決まるごとに¥1,000〜¥3,000を積み立て、「鎌倉ミニ助成制度」として地域NPOに寄付。
- 年1回の“鎌倉奉仕デー”
- スタッフ全員で地域の清掃や、子ども食堂・シニア施設の支援などを実施。「見える応援」として地域とつながる。
- 季節のギフトキャンペーン
- 年末年始やお歳暮に地産の野菜や食品を箱に詰めて、子供に関わる団体へ寄付。出資者に優待の代わりに地域の食材をギフトで送る「湘南暮らし応援セット」なども企画。
- 地域助成の“広報ハブ”に
- 助成先の選定理由や成果を「湘南ひとまち」で紹介。地域の応援が“見える化”され、まちに広がりが生まれます。
ひとはことやりませんか?
鎌倉ひとはこは、単に不動産の売買や賃貸を仲介するだけの会社ではありません。私たちが目指しているのは、「不動産会社である前に、地域の一員であること」。
それぞれの街には、そこに住む人々の暮らしがあり、文化があり、歴史があります。そしてその中には、まだ誰にも光を当てられていない「声」や「困りごと」もあるかもしれません。
私たちは、地域で起きていることに耳を傾け、地域の人と一緒に考え、一緒に手を動かしていけるような会社でありたいと思っています。
「この街にある会社で良かった」そう思ってもらえるような存在になること。それが私たちの目標です。
そして、そんな取り組みに共感し、地域の暮らしや未来に対して想いを持って関わってくれる仲間を、私たちは探しています。
数字や成果だけでなく、「誰のために」「何のために」仕事をしているのかを大切にしたい営業マン。
地域の課題に敏感で、自分の力を役立てたいと思える人。
そんな方と一緒に、ただ物件を紹介するだけではない、これからの不動産業をつくっていけたらと願っています。
一緒に街を歩き、街と関わり、街に恩返しをしていけるような、不動産の仕事を始めてみませんか?
鎌倉というこの特別な街で、あなたと出会えることを楽しみにしています。

鎌倉・湘南を拠点に「人とまちをつなぐ」をモットーとして活動する不動産仲介・地域メディアです。単なる不動産紹介にとどまらず、自然豊かな湘南エリアや古都鎌倉の暮らしを大切にし、住まい探しと地域の文化・人との出会いを結びつけて暮らしたその後も「ご近所さん」としてサポートします。不動産を介して生まれる縁をまちへ還すことを大切にしており、その思いは「地域繁栄」そして未来の「世界平和」につながると信じ日々活動を続けています。


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