【第26回】しょーちゃんコラム  「鶴岡八幡宮例大祭 流鏑馬の日」

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鎌倉の守り神とも言える鶴岡八幡宮では、秋に大掛かりな「例大祭」が開催され、観光地鎌倉の1大イベントとなっている。本記事では、16日に神事「流鏑馬」を観覧した筆者の体験した熱気などを紹介する。

写真① 鎌倉囃子

鎌倉の鶴岡八幡宮の例大祭は、毎年9月14日から16日に開催されます。

私自身としては、鎌倉市に住むようになって5年目ですが、例大祭に足を運ぶこと自体、今回が初めてでした。そのため大きな期待を持っていました。

実のところは、15日の「神幸祭」という、神輿が若宮大路を行進する祭に当初、行く予定でしたが、15日は諸般の事情から鎌倉の街中まで出てくるのが難しい感じでしたので、16日の「流鏑馬」に狙いを定めました。

流鏑馬は13時からとなっていて、鶴岡八幡宮の敷地内に入ると、雪ノ下のお囃子会の人たちが子どもたちを中心に「鎌倉囃子」を披露していました。

なかなかの迫力ある演奏でした。

そして、流鏑馬が行われる中央の参道には、まさに黒山の人だかりが出来ていました。

写真② 黒山の人だかり

13時になるとすぐ、流鏑馬の本番が始まった、というわけではなく、最初は拝殿の奥で神事が行われ、その合間に鶴岡八幡宮の由緒や歴史などの説明がありました。

日本語と英語で交互に解説が入っていたあたり、まさに観光地鎌倉だなという感じを受けました。実際、待機していた人たちの中にも多くの外国から来ているらしい人たちを見かけました。

写真③ 今か今かと開会を待つ群衆

そして、いよいよ馬場に射手が入場し、流鏑馬の神事が始まります。

写真④ 射手入場

あまりにも多くの人だかりのためしっかりと武者姿の人たちや射手の姿を多く写真に収めることは出来ませんでしたが、リーダーは大学で教鞭を執る日本史の権威の方だったそうです。

写真⑤ 射手入場2

そして流鏑馬の神事。

あっという間でもあったし、後ろの位置からは残念ながら満足に見えませんでしたが、矢を射るビュンビュンという音や、的に的中した音は確かに聞こえました。的に的中した音が聞こえると、群衆から大きな歓声が上がりました。

写真⑥ 的中した辺りの群衆

流鏑馬はあっという間に終わり、その後は八幡宮内の鶴岡八幡宮ミュージアムへ行きました。

季節ごとに様々な展示をしていて、2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の際には「大河ドラマ館」となっていた建物です。

この日も、古代からの鎌倉の歴史を中心に学ぶ時間が持てました。

写真⑦ 鶴岡ミュージアム入口の案内

そして館内のテラスにはハスが咲きほこります。

私が昔から好きな景色です。

写真⑧ ハスの景色

今日は鶴岡八幡宮例大祭にて、流鏑馬及び鎌倉囃子を見ることが出来ました。

しかし、これはまだ鎌倉八幡宮例大祭のごく1部にすぎません。

最終日の夜には神前にお供えした鈴虫を雅楽や神楽舞の奉納の後、境内の池に放つ「鈴虫放生会」や、私が今年、見逃してしまった「神幸祭」、献茶祭などが多くのまだ見ていない祭があります。

武家の守り神であり、創建1000年近い鶴岡八幡宮の例大祭。

少し見ただけで、他にはない格式の高さを感じました。

いずれ、鈴虫放生会や神幸祭など、今回見られなかった他の多くの祭りも、鎌倉市民としてみておきたいと思っています。

日本の中心であった鎌倉の、「土地の守り神」そして「武家のご祭神」と言える宇鶴岡八幡宮の例大祭は、やはり少しみただけで鎌倉の歴史の誇り高さを感じさせました。皆さんも、1度見てみませんか?

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この記事を書いた人

数年前に東北地方から移住してきました。様々な人の支えでこの街でくらしています。私は歴史好きであり、さらには地域のパワーが凄いこの街が今は大好きです。外部から来た者ならではの視点で、この街の魅力を発信していきたいです

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