鎌倉で活躍する人に主婦が動画インタビュー 再生回数5000超える

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鎌倉でさまざまな活動に取り組む市民をゲストに迎えインタビューするユーチューブチャンネル「鎌倉のひとに学びつながる」の総視聴回数が昨年末で5000回を超えた。企画制作は、市内在住の主婦が運営する「ブライトアーチ」(鎌倉市大船1)。

 同チャンネルは、ゲストに活動内容、始めたきっかけ、目標や理想、自分にとって学びとは、の4つの質問を基本にインタビューする。1人約20分の動画2本に編集して投稿し、現在18人分36本を公開。今月中には20人目の撮影を行い、2月以降も4人のゲストが決まっているという。

 「鎌倉に暮らしていると魅力ある人に出会う。その度にじっくり話を聞いてみたいとずっと思っていた」と話すのは同社の山崎奈々絵さん。「せっかくなので聞くだけで終わらず、多くの人と共有できるように録画して発信するスタイルを思いついた」と続ける。コロナ禍がやや落ち着いてきた2021年9月に準備を始めた。

 本格的な撮影は初めてだったため、インタビューすることも機材をそろえることも手探り。「娘の小学校時代のPTA役員仲間」(山崎さん)だという浅海由美さんに声をかけ手伝ってもらい、ようやくスタートにこぎ着けたという。ゲストへのアプローチも「鎌倉は狭い街なので、誰かがどこかでつながっているはずと思い、知り合いを介してお願いした」と山崎さんはほほ笑む。

 昨年1月の初投稿以来、これまでに公開しているのは、映画監督で映像ディレクターの山崎達璽さん、高校生で防災普及団体を運営する橋本玄さん、子ども食堂などを運営する「ふらっとカフェ」の渡邊公子さん、昨年エベレスト登頂に成功した登山家の西川史晃さん、常に武者姿でユニバーサルのツーリズムやゲストハウスを運営する高野朋也さん、「笑文字」創始者の廣江まさみさんなど、市内を拠点に活動する人たち。山崎さんは「魅力あふれる人ばかりで、聞いているだけで楽しく、何より学びが多い」と振り返る。

 山崎さんは「動画の情報量はテキストの5000倍とも言われているという話を聞いた。その方の情報を事前に記事などで読んでいても、目の前で本人の口から語られるのを聞くと、リアルで説得力が増すことを毎回実感する」と話す。「ユーチューブだと、それをいつでも何度でも見てもらえるのでありがたい」とも。

 コメント欄には「すごい人なのに、ご近所さんの話を聞いているみたいで楽しい」「以前から知っている人を、より深く知ることができた」「活動に興味を持った」「あの人にはこんな一面もあるのかと驚いた」「何歳になっても夢は持てると感じたので、自分にとって夢とはどんなものなのか改めて考える機会になった」など感想が寄せられている。最近では「この人の話を聞いてみたい」という視聴者からのリクエストもあるという。

 今後は100人を目指しインタビューを続けていくという山崎さんだが、「活動を継続していくためにクラウドファンディングで支援を募っていきたい」と話す。一方、「これまでに経験した、準備から撮影、配信までの流れに加え、運営費確保の方法などのノウハウのマニュアル化も進めている。学びを通して地域をつなげることを楽しく実践したい人や団体に提供できれば」と意気込む。

 山崎さんは「とても身近なところに、熱い志を持って活動している方がたくさんいることを知ってもらい、視聴者の皆さんの世界が広がっていけばうれしい」と視聴を呼びかける。

 視聴は無料。

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鎌倉のひとに学びつながる

鎌倉で元気に活動する魅力的な人たちを、山崎奈々絵さんが市民目線でインタビューし、その思いや活動を動画で伝えるメディアです。2021年から独学でスタートし、動画は200本を突破。取材の輪はママ友から始まり、地域へと広がっています。「地元の気になる人の話が聞ける、身近な学びの場」を目指し、鎌倉の今と未来を記録し続けています。(鎌倉サーキュラーアワード2024認定)

鎌倉経済新聞

鎌倉を中心に湘南エリアの「まちの今」を伝えるウェブニュースメディア。地域で動き出す小さなビジネス、カルチャー、食、まちづくりなど、暮らしに根ざした話題を日々発信しています。全国ネット「みんなの経済新聞ネットワーク」の一員として、かまくら駅前蔵書室の室長でもある鈴木さんが、地域の人と人、活動をつなぎ、まちの魅力を丁寧に掘り起こしています。

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この記事を書いた人

こんにちは、上岡洋一郎です。
鎌倉生まれ育ちの36歳、ハウスメーカー営業、不動産投資会社を経て、不動産屋さんをやっています。不動産を通してこの地域がもっとワクワクできないか、いつも模索しています。

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