【後編】鎌倉から生まれるデザイン|デザイナー池田秀人さん —— 思いをつなぐ、体温のあるデザイン
動画の要約
後編では、デザインの役割を「双方の思いをどうつなぐか」と語る池田秀人さん。
事例を通じて、押し付けない伝え方、人を応援するためのデザイン、そして体温のあるものづくりの価値を具体的に示しました。
さらにAI時代におけるデザインの意味を考察し、「学びとは世界を広げるスイッチ」と締めくくりました。
人物紹介
池田 秀人(いけだ・ひでと)は、鎌倉在住のグラフィックデザイナー。ポスター/チラシなどの印刷物全般から、ロゴ、名刺、パッケージ、キャラクターデザインまで領域横断で制作する。各家庭に配布される『広報かまくら』の表紙を毎号担当し、受け取り手が“嫌な気持ちにならない”“思わず手に取って読みたくなる”表現を重視。情報を「何を伝え、誰に届け、どう動いてほしいか」から組み立て、コピーも含めて設計するのが持ち味だ。
鎌倉に約13年暮らし、カマコンをはじめとする市民発のプロジェクトにデザイナーとして関わるなかで、「応援するためのデザイン」という姿勢に行き着いた。主な事例に、ごみフェス/鎌倉都市鉱山プロジェクトのロゴ・告知物、ゲートキーパー養成講座のチラシ、子ども食堂マップ「みん食堂」(全18箇所案内)、由比ガ浜・鎌倉海浜公園のインクルーシブ広場サイン、コロナ禍の「黙食」ポスター、行政主催イベント「平和の学校(ホームルーム)」のチラシなどがある。
仕事は“見た目を整える”にとどまらず、伝わりづらいを伝わりやすく、見づらいを見やすく、分かりづらいを分かりやすくする「よりよくする行為」と定義。テクノロジーが進む時代でも、人の感覚に届く“体温のこもったものづくり”を大切にしている。暮らしでも看板や締め飾り、木箱づくり、梅干しやジンジャーシロップづくり、湧き水を汲む習慣、薪ストーブの薪割りなど“つくる”が日常に広がっている。過去には鎌倉・小町のカフェ「2(two)」の木彫り看板を制作し、紛失後に約1年半を経て店先に戻ってきた出来事も。店主が涙するほど“大切に思われるもの”を作れた手応えは、今も彼の指針になっている。
この動画はこんな内容
- 事例紹介:「平和の学校」ホームルーム
- 押し付けない伝え方
- コロナ禍で制作した「黙食ポスター」
- 「応援するためのデザイン」という考え方
- デザインとは「よりよくすること」
- AI時代と人間の役割
- 体温のこもったものづくりと唯一性
- 看板が“戻ってきた”エピソード
- あなたにとって、学びとは?
※こちらの掲載文は、動画サイトよりAI文字起こしにより作成されています。
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