初夏の鎌倉は特にイベントが多く、5月中旬には大船地区で「大船まつり」開催され、多くの人で賑わいをみせる。今回は、5月18日に開催された2025年の大船まつりの様子と感想を述べる。
皆さん、5月も終わりましたね。
5月は初夏、まだ暑すぎもせず、海と山に恵まれた鎌倉は一番良い季節と言えるでしょう。
そのような時期に、大船地域では毎年、多くの地元内外の人で賑わう「大船まつり」が開催されています。
今年は、5月18日の開催でした。
私個人としては、ここ数年、由比ガ浜海浜公園での「鎌人市場」(かまんどいちば)と重なっており、また今年も、午後から横浜で用事があったため、午前中しか参加できなかったのは残念なことでしたが、午前中は行って来ました。
鎌倉女子大学、鎌倉芸術館前の広場は、多くの出店で賑わっていました。
さて、この祭り、1番の目玉はなんだと思われますか?
もう、ご存知の方も多いかと思いますが、「パレード」です。
中高生の部活の皆さんのパレードや、地元の体操クラブの一輪車のお披露目・・
様々にありましたが、私が持った感想は、「凄く熱い練習をしてきたのだろうな」と、ビックリするほど感心しました!!
年に一度、多くの地元の方に見て頂く晴れ舞台が、このパレードなのでしょうね。
そして、武者行列、お囃子の行列など、鎌倉の地元色が強い集団も多くパレードしました!!
パレードには、鎌倉に関係のある行政の方も行進に参加され、松尾市長のコスプレ姿での行進もあったほか、大臣や国会議員の行進もありました!!
思うに、1つの街や区のお祭りで、パレードがこんなに盛り上がる、ということは他の地域でもよく聞くことですが、「人口20万に満たない市の1つの地域の祭り」で、こんなにもパレードが盛り上がるということは、本当に誇らしいことだと思います!!
私の推測ですが、特に戦後日本の娯楽の一翼を確かに担った「松竹大船撮影所」のあった街、という誇りがあることと、横浜と観光地鎌倉(鎌倉の中心部をさす)に挟まれた下町であることから、この街にはパワーがあふれている。私は、そう感じています。
その後は、鎌倉市芸術館を覗いてみると、音楽ディオのライブをやっていました。
日本人とアジア他国から来日された方が組んでいるディオでした。
私は外国の音楽に疎く、そちらの国の言葉で歌われるとついていけないですが、本当に懸命に歌っていらっしゃって、(日本人の方もそちらの言葉の歌詞を歌っていらっしゃいました)魂で感じ取ることは出来たように思います。
ちなみに、今は世界の人とつながり合いながら生きていかなければならない時代だと言われていますね。
私自身、高校の修学旅行でしか海外を経験できていませんが、先日、お世話になっているところの本部に挨拶に伺ったら、インドネシア人のインターンの方が来ていて、まだ日本語が不十分な方でした。私はほとんど英語が話せませんので、会話(コミュケーション)に不安になりましたが、拙い英語と、身の回りにいる東南アジアに縁がある人のことを英語で話したら通じて、喜んでくれました。
その時思ったのは、「人の心には実は国境はない」のではないか、と。
この音楽ディオも、今、一緒にいる時間が長いのでしょうが、「お互い、意思の疎通が言葉で出来ないことは、今はない」ということをMCで日本人の方が仰っていました。
結局、時間をかければなおのこと、人は「心で通じ合う」ものなのでしょう。
ちなみに、館内では午後から大掛かりなコンサートが開催されるようでした。無料のようでしたし、観覧できなかったのは残念なことでした。
そして昼は屋台で焼きそばを買いました。
昨年も買ったのですが、食べ応えがあって美味しかったです。
その後、松竹通りを歩いて、大船駅に向かいました。
いたるところに屋台やお囃子の山車が出ていて、「これ、本当に1つの地区の祭りか?」と思えるほど多くの人で賑わっていました!!
これからも、私は何か大きな変化がなければ、この大船で当分暮らす予定です。
このまつり、そしてパレードは、毎年初夏の楽しみになりそうです。
そういう想いの人が多いから、こうして続き、多くの人で賑わうのでしょう。
この大船の街が、いつまでも、活力に溢れた街であり続けますように・・。

大船まつりは、大船という、日本の戦後の娯楽を支えた重要な街の活力を感じられる祭りです!!皆さんも、ぜひ一度来てみませんか?
投稿者プロフィール

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40代男性。転勤族の子どもとして生まれたため生まれ故郷が無いことが今となっては各地と知ることが出来た強みでもあり、絶対的アイデンティティがないという弱みでもあります。
これから、この鎌倉にまつわることを中心に様々に発信していきます。趣味は読書とか、旅行とか様々にありますが、趣味というより生き甲斐はTHEYELLOWMONKEYの世界観に触れること、静岡育ちなので大相撲の静岡出身関取を応援すること、地域の人々と語らい、多くの刺激を得て、自分もパワーをもらうことです。
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