「鎌倉市農業就労体験セミナー」とは、鎌倉市内在住の生きづらさや働きづらさ、就労や自立に不安のある人、「一歩踏み出したい人」などを対象に、本格的な農業分野での就労を目指す人向けの「就労特化コース」、様々な人とのコミュケーションや土に触れる体験を通して、「農業」を通して体験を積んでいく「農業体験コース」に分かれて行われている、鎌倉市の事業です。作業は協力を頂いている法人の、藤沢市の農場で行っています。
農作業の効果とは
まず農作業を行うことにより、一般的にどのような効果がある、と言われているのでしょうか。
農作業は全身運動であり、日頃の運動不足の解消に大いに役立ちます。次に、自然の中で土と触れ合うことでリラックス効果があり、ストレスを軽減すると言われています。また、農作業は共同作業となることも多いため、他者とのコミュケーション力の向上にも役立ちます。そして、自然の中で体を動かすことで、自分自身を見つめ直すきっかけとなることがあります。
鎌倉市農業就労体験セミナーに参加して
私自身の事として、参加し始めてから少し人生観が変わったと思っております。
3年前に神奈川に来てすぐ、お世話になっているところに紹介されて参加を始めた感じで、特に、当初は「参加することの意義」を深く感じていませんでした。
それまでの私は、農業がどんな意味と意義のあるものであるかなど、人生の中でほぼ考えたことはありませんでした。
しかし、参加を始めて、文学的な表現に走るならば、すぐに「魂が浄化される」のを感じました。
「土」に触れて、体を動かす。
種を撒いて、時に鍬やスコップを振るって土地をならし、草取りもする。
収穫もちゃんとある。
農家の人には当たり前のことだと思いますが、私たち、多くの未経験の参加者にとって、「非日常」の体験であり、ワクワクすることが多いです。
特に（その人のライフスタイルにもよりますが）現代人はあまり土に触れ、体を動かすと言った機会が少ないので、このセミナーは本当によい「非日常の体験」となっていると感じます。
ちなみに、いわゆる「土を耕す」、つまりは鍬やスコップを持って土を耕す光景を想像できる人は多いのではないでしょうか。
これを農業分野の専門用語で「天地返し」と言い、私も度々体験させて頂いていますが、土地の養分に関わる大事な作業なので絶対に気を抜けません。
また、鍬もスコップも重いので、周囲に気を使いながらの作業に当然なってきます。
種蒔きも非常に重要な作業です。
また、意外に大きなウエイトを占めている、と私が感じているのが「草取り」です。
雑草は、農作物にとって天敵となるため、心を込めて取っていかなければなりません。
他にもさまざまな体験をさせて頂いて、生産農家のことを想うと「苦労が分かった」などとは軽々には言えませんが、「農業にはこんなにやることがあり、そして農作物委は結局生きているから、人間の思い通りにばかりはいかないものだし、本当に大変だな」ということは分かってきました。
収穫の喜び
そんな中、大体毎回「最後のご褒美」としてある「収穫の時間」は、多くの参加者にとって一番の楽しみであるようです。野菜には、収穫時期などによって「夏野菜」と「冬野菜」という分類があり、それぞれ違った美味しさや効能などがあります。
今は冬野菜の時期ということになりますが、先日は大量に大根や、カブ、サツマイモが収穫できました！！
本当に毎回、収穫の時間は「こんなに取れて、自分は一人暮らしだから、食べきれるだろうか・・」と思うものですが、大体大丈夫でした。野菜の日持ちも割と長く持つものです。
まとめ
最後に「鎌倉市農業就労体験セミナー」は、農業分野での就労を目指す人向けの「就労特化コース」と、「まず、一歩踏み出したい」人向けの「農業体験コース」の２コースあり、希望者は鎌倉市役所から送迎も利用可能です。
藤沢市のNPO法人の協力のもと、その法人のスタッフの指導を得ながらその法人の農場で開催されておりますが、法人の代表の方は農業に大きな情熱を持たれた方で、確かな理念をお持ちの方です。
農業の仕事に興味ある方や、なんでもいいから、「一歩」を踏み出したい方など、「鎌倉市農業就労体験セミナー」を視野に入れて、何かが進展するかもしれません。
投稿者プロフィール
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４０代男性。転勤族の子どもとして生まれたため生まれ故郷が無いことが今となっては各地と知ることが出来た強みでもあり、絶対的アイデンティティがないという弱みでもあります。
これから、この鎌倉にまつわることを中心に様々に発信していきます。趣味は読書とか、旅行とか様々にありますが、趣味というより生き甲斐はTHEYELLOWMONKEYの世界観に触れること、静岡育ちなので大相撲の静岡出身関取を応援すること、地域の人々と語らい、多くの刺激を得て、自分もパワーをもらうことです。
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