鎌倉市発祥の主に発達障害児・者の療育を行う事業所である「たすく」では、長い人生を健康に幸せに歩むという信念のもと、利用者の「身体づくり」を重視しており、その中で鎌倉を中心に家族会活動が始まり、現在、鎌倉地区では毎週日曜日に「ノルディックウオーキング」を実施している。この記事では、ノルディックウオーキングを継続して行う意義、現状、様子などを解説する。
皆さんは、日曜日の午前中、海浜公園から極楽寺、稲村ケ崎の方面に向けてなどで、ハイキングのような恰好をした大勢の集団が規則正しい隊列を組んで、歩いているのを見かけたことはないでしょうか?
「ある!!」という人がいらっしゃいましたら、多分それは、我々「たすくの鎌倉家族会」の一団です。
実際、この文章を書いている私が、ある集まりで福祉職の方と知り合った時、「たすく」の関係者だ、と明かしたら、「あの、日曜日に歩いている人たちの所ですか?」というお言葉を頂いたことがあります。既に、鎌倉の1部ではかなりの認知度になっているのかも知れません。
ノルディックウオーキングとは、その意義
初めに「えっ、ノルディックウオーキングっていったい何なの?」という人もいるでしょう。
(HPリンク 日本ノルディックウオーキング協会)ノルディックウォーキングとは | 特定非営利活動法人 日本ノルディックウォーキング協会
そもそも、クロスカントリーなどのスキー競技の選手が、夏場にポールを使ってウオーキングすることを取り入れたことが発祥で、20世紀末にトレーニング法として確立しました。
下半身だけでなく上半身の筋肉も使う運動となるために、全身運動となり、身体の90%の筋力を使うと言われています。
そして、誰でも手軽に親しめる運動となっています。
運動の習慣をつけるにはとても良いコンテンツと言ってよいでしょう。
家族会としてノルディックウオーキングを行う意義と現状
家族会としてノルディックウオーキングを行うことは、ハンデを持った家族がいる家族にとって、「横のつながりを作る」大きなきっかけとなっていることは間違いないでしょう。
そして、「たすく」は、今現在の利用者とそのご家族にだけ門戸を開いた家族会、とはしていません。
私自身もその形で参加させていただいていますが、以前、関連の事業所に通っていて「卒業」した人、つまりは「OB」が単独で参加するケースも多くみられます。
彼らの中にも、家族会の中で役割を担い、活き活きと活躍している人もいます。
参加している全員が鎌倉市民というわけではありませんが、「地域」のコミュティを作ることには大いに役立っていると思います。
毎回のノルディックウオーキングは、上級者の「Aチーム」と、そこまでのレベルではないけど、しっかり身体を動かしたい人たち向けの「Bチーム」に分かれます。
Aチームは本当にペースも早く、Bチームは、休憩所(現在は大体が稲村ケ崎公園)を先に出たのに、大体においてAチームが先にゴールしています。
また、たすくノルディックウオーキングには、いくつか特徴があり、
- 「たすく」は特に子供たちを将来、ハンデがあっても社会で自立していくには今からどうしていくか、ということを考えている機関なので、歩く際はただ歩くのではなく「隊列」が重視されます。
- 役割がしっかり定まっており、いわゆる「先生」や「保護者」だけでなく、利用者やOBもしっかり役割を担っています。毎回の「今日も頑張って歩くぞ!」という趣旨の声出しは、大体利用者である子どもたちから希望者を募って行います。
- 家族会全体の試みとして、ノルディックウオーキング込みのものやそうでないものも、時々お楽しみ企画があります。
過去には久里浜花の国へ行ったり、横須賀でウオーキングの後ですし屋でランチ会を行ったり、先日もノルディックウオーキングの後、交流会がありました。
- 大きな目標として、夏の登山、その中でも大きな行事として「富士登山」があります。
富士登山というのは、数年前に私も一度経験させていただき、その時は8合目で爪も割れて挫折しましたが、登頂するには相当の気合いが必要です。
普段、健康のために参加している人も多いし、私も「自分の中で、整うまで」富士山への挑戦は厳しいかなと思っていますが、個人的にも、日本人として、いつかは頂に立ってみたいです!!このたすくノルディックウオーキングに参加すれば、そのチャンスは皆様にも広がるかもしれません!!
- ハンデのある人たちの地域への啓発、というより存在が当たり前だと知らしめるということでは、大きな意義があると私自身、思っています。
9年前になりますが、相模原市の障害者入所施設で元職員の男が言葉に出来ないような凄惨な事件を起こし、自分は「やらなければならない正義の行いをした」という主張を繰り返しました。
容疑者のことを私もいろいろ調べましたが、心の奥に内包されたものを紐解くことは不可能なのかもしれません。
そして問題なのは、その当時、私はまだ鎌倉にいなかったのですが、当時の「たすく」の人の発信を聞くと、事件直後のノルディックウオーキングではにわかに道端から声援が飛んだそうです。
それを聞いて、「そういう時だけハンデを持った人々が同情を受けて応援されるのではなく、当たり前に街を歩いている、そんな存在だとみんなに分かって欲しい」と私も思っています。
なので、冒頭に書いた「たすく」と聞いて、「日曜日に歩いている人たち?」と知っていてくれたのは、啓発の意味で良いことだと思います。
これからも浸透していくことを祈ります。
まとめ
と、書き連ねてきましたが、このたすくノルディックウオーキングでは、横の繋がりは広がりますし、原則として毎週日曜日、開催していますので、毎週必ず参加が必須、というわけではなく、参加する時は任意となっていますのでハードルは低いです。
私も、近年の生活の変化に伴い、参加率が下がっていたので、これから、出来るときは参加してきたいです。
今後は、4月6日(日)に、自閉症啓発ブルーウオーキングが予定されています。ちなみに「ブルー=青」は、自閉症のシンボルカラーです。
地域の人々にも参加して欲しいとのことですので、覚えておいていただければ幸いです。
これからも、地域に発信し、歩き続けていきたいです。
そして、それと同時に、土曜朝の鎌倉街歩きにも参加したいです。

地域の中で、ハンデがあってもなくても、当たり前に歩いている、それを当たり前と本人は自覚し、地域社会はそうだと認識する。本当の意味で、早くそういった社会になって欲しい!!
投稿者プロフィール

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40代男性。転勤族の子どもとして生まれたため生まれ故郷が無いことが今となっては各地と知ることが出来た強みでもあり、絶対的アイデンティティがないという弱みでもあります。
これから、この鎌倉にまつわることを中心に様々に発信していきます。趣味は読書とか、旅行とか様々にありますが、趣味というより生き甲斐はTHEYELLOWMONKEYの世界観に触れること、静岡育ちなので大相撲の静岡出身関取を応援すること、地域の人々と語らい、多くの刺激を得て、自分もパワーをもらうことです。
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