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【インタビュー】北欧文化とコーヒー ~由比ガ浜・Hygge L1st~

地域暮らし案内
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皆さんはコーヒーは好きですか?

私は昔特に好きではなかったものの、今では欠かせないものとなっています。

友人とランチをした時なども、食後には必ずコーヒーブレイクをしたくなるものです。

そうなると、美味しいコーヒーが飲めるカフェやコーヒー屋さんを探しては、チェックし、

お気に入りの場所を見つけてよく行くようになります。

鎌倉や湘南地域は、美味しいコーヒー屋さんがたくさんあります。

その中でも今回は、由比ガ浜通りで週末のみコーヒーを淹れている友人のお店「Hygge L1st」の高橋草流(たかはしそうる)さんにお話を伺いました。

週末のみ出会える「Hygge L1st」

由比ガ浜通り、六地蔵の交差点近くにある美容室edA. 

そのエントランスカウンターが週末祝祭日になると、コーヒーカウンターに変身します。

素敵な内装の美容室で美味しいコーヒーを楽しめます。

お店の名前である「Hygge」とは、デンマークの言葉で『居心地のいい時間』

ゆったり、まったりするという表現にイメージは近いと思います。

物質的な豊かさよりも、心の豊かさや人との繋がりを大切にする考え方で、日々の生活の中で、小さな幸せを見つけ、心地よく過ごすことを意味します。

デンマーク人の大切な価値観やライフスタイルを表す言葉です。素敵ですよね〜!

そうるさんは小学生の頃、夏休みに家族でデンマークやスウェーデンに旅行した経験があり、その時の経験やインスピレーションが今に生きていると言います。

そのように温かみを感じられるニュアンスにロマンを感じ、物質的な豊かさより、人との繋がりや空間に対する豊かさ(例えば、クリスマスは当日は、外へ出かけるのではなく、豪華なディナーを家族で囲んでいい時間を過ごすこと。など)が価値観であることを表しています。

「L1st」は、1日のTODOリストの合間に、ホットひと息つける時間を。という意味を込めているそうです。

「Hygge L1st」改めて意味を考えると、とても素敵な屋号です♪

【Hygge L1st】

住所:鎌倉市由比ガ浜2丁目6−2−22

営業時間:Instagramでチェック

現在の場所でコーヒーを淹れるようになった経緯

小学生の頃に家族で訪れた、デンマーク・スウェーデンに思い入れがあり、2018年に再訪

2022年に地元である栃木の那須塩原市の友人のショップにてポップアップ出店。

浅煎りコーヒーの美味しさを知ってもらいたいという思いでコーヒーを淹れる。

2023年、イベントにてフリーのバリスタの人がポップアップ出店しているのを見て、そういったやり方もあるということを知る。

逗子に引っ越してきて、通っていた美容室で、自分もやってみたい!と、よくその話をしていた。

美容室の新店舗構想、企画の部分で、日頃美容師さんとお話していたコーヒーの話とオーナーのニーズがマッチし、現在の場所でのコーヒー提供が実現!!

コーヒーにハマったきっかけ

(ライター:さきこ)

そうるさんがコーヒーに興味を持ち始めたのはいつ頃からですか?

(そうるさん)

高校生の頃からコーヒーは飲んでいました。本格的にハマったのは2017年、当時中目黒に実店舗のあったPNB Coffeeがきっかけでした。(現在はオンラインショップのみ)

コーヒーコレクティブ(The Coffee Collective)という、2007年にデンマークのコペンハーゲンで設立された、世界的に評価の高いスペシャルティコーヒーのロースターのお豆を取り扱っていたカフェです。

コーヒーコレクティブは、高品質なコーヒー豆を生産者から直接買い付け、その豆の個性を最大限に引き出す焙煎技術で、世界中のコーヒー愛好家から注目を集めています。

また、単にコーヒーの品質だけでなく、生産者との関係性や環境への配慮も重視する、倫理的なコーヒーブランドとして知られています。

意図的に焙煎時間を短くした 焼き切っていない浅煎りのコーヒーが北欧ではメジャーで、その味わいが好きで、そのことからハマっていきました。週末は中目に通っていましたね。

コーヒーはコミュニケーションツールにもなる!

(ライター:さきこ)

ここまでお話を伺い、デンマークやスウェーデンに影響を受けていることが、より一層理解できました。そうるさんにとって、コーヒーの魅力とはなんですか?

(そうるさん)

コーヒーの魅力はコミュニケーションツールとしての役割も果たし、人々が出会い語り合うきっかけにもなることですね。単なる嗜好品を超え、コミュニケーションツールとしての特別な魅力を持っていると感じています 。

コーヒーを介して、好きな人同士が語り合ったり 、カフェという場所を通じて人と人が仲良くなれたりすること。また、ふらっと立ち寄った場所で、その場にいる人と自然と仲良くなるきっかけにもなると感じています 。

(ライター:さきこ)

確かにそうですよね。とても共感できます!鎌倉周辺の地域は特にそのようなことが多いような気がします。お気に入りのお店があり、いつのまにか常連さんとなって、常連さん同士で仲良くなる。ある意味、コーヒー屋さんというよりは、コミュニティスペースという概念も担っているような感じですよね。私も実際にHygge L1stで繋がったご縁もあります。

尊敬するバリスタやお店はありますか?

(そうるさん)

お店の屋号は、那須塩原のポップアップ時に考えたものですが、鎌倉でも確実にハマると思っていました。鎌倉やこの近辺地域で暮らす人々の心の豊かさが、そう言ったコーヒーを介したコミュニケーションを生むきっかけとなっていると思います。

尊敬するお店はやはり、コーヒーコレクティブ。

バリスタはPNB Coffee CEOのピーター・ブルさんですね。

ピーター・ブルさんは、東京を拠点に活躍するバリスタで、デンマークのスペシャルティコーヒー文化を日本に紹介している人物です。

デンマーク人で、バックパッカーとして世界中を旅し、2014年に東京へ移住。

2015年10月に中目黒で「PNB Coffee」を開業、3年間経営してきました。

彼の特徴としては、

・コーヒーの品質だけでなく、生産者や焙煎者のストーリーを大切にしている。

・コーヒーを通じて、デンマークの文化やライフスタイルを発信している。

・コーヒーについての探求心が非常に高く、コーヒーに対しての熱意が高い。

日本のコーヒー業界に北欧の新しい風を吹き込んでいる注目のバリスタさんです。

現在は東京の日本橋馬喰町にある、クリエイティブに遊び、働く「大人」のための次世代ビジネスホテル、「DDD Hotel」内のカフェにて、メインバリスタとしてコーヒーを提供しています。

(ライター:さきこ)

実際にお会いできて、更には直にコーヒーを淹れてもらえるかもしれないということですね!?それは一度行ってみたくなりました!!

では最後に、そうるさんにとって、コーヒーとは?

(そうるさん)

ズバリ、日常に欠かせないものです!!

(ライター:さきこ)

本日はたくさんお話ありがとうございました!

取材後記

普段から友人として付き合いのあるそうるさん。実際にここまで深堀したのは初めてでしたが、コーヒーの知識が豊富な彼ならではのお話や、デンマークや北欧についてのフォーカスで、更に興味が湧きました。

私も浅煎りコーヒーが好きなのですが、最近の日本では浅煎りコーヒーに注目が集まっているようです。

浅煎りというと、酸味を気にする方が多いと思いますが、「Hygge L1st」のコーヒーは、どれもフルーティーでとても口当たりよく、飲みやすい!と感じるはず。

コーヒーが苦手な人も飲めてしまうこともあるそうです!

北欧についての本も置いてあり、何よりそうるさん自身が詳しいので、北欧文化に興味のある方もぜひ!お話好きのそうるさんと会話が弾むはずです♪

由比ガ浜通りを散策がてら、ふらっとぜひ一度立ち寄ってみてください^_^

投稿者プロフィール

ますやさきこ
ますやさきこ
10代、20代、30代の現在、いつの時代もそれぞれの場所で楽しんで生きています♪その全ての経験がギフトとなり、いつでも成長途中です!
思い立ったら行動!やらずにはいられません!
自分に嘘をつかずに、心が喜ぶ選択を日々していきたいです!
自然やスポーツ、猫が大好き⭐︎
この美しい地球がいつまでも続いていってほしい。。!無理なくできるアクションを続けていくこと、ここ鎌倉には同じ意識の人が多くいると思うので、暮らしやすく気持ちがいいです。
共生し循環する暮らしを創っていくのが目標!
三角ではなくまぁるい世の中になることを願っています。

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